脊髄反射で適当なことを言ってしまう。
シュールリアリズムの自動筆記のように
自分で言ったことに吃驚することもある。
口をつるんつるんに滑らしそうで怖い。
秋千、鞦韆、由佐波利。 すべてブランコの意味らしい。 「鞦韆院落夜沈沈」 ぶらんこぶらぶら夜が更ける。 春の宵に詠んでみるのもいいだろう。 http://www.youtube.com/watch?v=nE1nzTE5ESA&list=WL3371794AD68DDC62&index=10&feature=plpp_video
中島らも氏の著作に出てくる一節に、こんなものがある。 「手術台の上のミシンとこうもり傘の出会いのように美しい」 氏が自身のシュールリアリズムの影響を語る際に出てくる詩である。 この水気のない乾いた表現がとても胸を打った。 この詩の作者や作品が気になり、調べてみた。 作者はロートレアモン伯爵。彼が街で見かけた少年の美しさを 表現したものであるようだ。 「彼は猛禽類の爪の緊縮性のように美しい、 あるいはまた後剄部の柔らかい部分の傷の中で動く筋肉の不確かな運動のように、 あるいはむしろ、あのいつも獲物がひっかかってて張り切っていて、 一台で齧歯類を無限に捕らえることもできれば、 わらの下に隠しておいても役にたつ永遠の鼠取り機のように、 またとりわけ、解剖台の上のミシンとこうもり傘の偶然の出会いのように美しい!」 言葉の鋭さにああ!と息を衝いた。
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